COVID-19のパンデミックにおいて、今までの日常生活やルーティンを変えなくてはならないストレスや、ジムやヨガに通えないことで、より健康を維持することに意識を向ける必要性が出てきました。ヨガや瞑想は、不安やストレスを管理し、免疫システムを高めるのにとても役立ちます。
●体幹を強化する(立位)
免疫システムは体の体幹と繋がっています、体幹を安定させ胸を開くことで免疫力が高まります。体幹を強化するには以下の基礎的なスタンディングポーズが役に立ちます。これらのポーズはビギナーの方でも安全に行えます。( ポーズの詳細は動画、またはオンラインクラスで説明しています)
・Utthita Trikonasana
・Virabhadrasana I, II, III
・Utthita Parsvakonasana
・Parsvottanasana
・Prasarita Padottanasana
●落ち込んだ気分を上げる(後屈)
モチベーションが上がらない時や、やる気が出ないときは後屈が役立ちます。後屈は腎臓と副腎を刺激し、肉体的な活力と精神的な鋭さを生み出します。Bhujangasana によって脊柱起立筋などの背筋群が強化され、UstrasanaやChatuspadasana により胸を大きく開き脊柱の自由をサポートします。そしてSalabhasanaは、腰と背骨を支えるためにどのように脚を動かすか理解を深めます。
●心を落ち着かせる(前屈)
前屈は、精神的土台を強化します。特にUttanasanaやAdho Mukha Svanasanaなどの立った前屈では頭をサポートすることでより精神的安定性を得られます。座った前屈も同様に額をサポートの上に休ませることで、疲れや不眠症を改善します。不眠症のさまざまな原因を考える上で、背後にあるものを理解する必要があります。例えば、ストレスの影響、更年期障害、過労や過剰な刺激などが考えられます。一般にこれらは、神経系の不均衡、アクティブモードのスイッチを切ることができない、および破壊的な過剰刺激を示します。そこで頭をサポートした前屈は、神経系と副腎を落ち着かせ、脳の過活動を落ち着かせることを目的としています。
●ヨガは困難な時こそ私たちに強さを与えてくれます
心と身体の状態が繋がっていることは、ヨガの練習を通して経験されたことがあるかと思います。ネガティブな心の状態から抜け出すために、できる限り身体の動きを取り戻すことがとても役に立ちます。心と身体が繋がっているならば、内側にある心・精神状態を健康に保つには、外側である肉体・身体からアプローチすることができると考えられます。とはいえ、マットの上で何をして良いのかわからない時は、知っているポーズを注意深く気づきを持って行ってみてください。体のどこが伸びているか、どこが固いか、左右のバランスは?掌や足裏の感覚、呼吸の深さなど、昨日気づかなかった新しい発見は何か?昨日は簡単にできたことが今日は難しく感じられることもあるでしょう、感情や感覚は常に変化します、そこに気づくことも大切な練習です、まずは自分の身体に耳を傾けてみてください。 *これらのアーサナを正しく、効果的なシークエンスで行っていくために是非オンラインレッスンやプライベートレッスンへご参加ください。